グロップが評判のこだわりファッションをお届け

パーカーのフードによく物を入れられるグロップです。講義を受けていると、いつの間にかパーカーのフードのところにキャンディとかチョコを入れられていたりします。全部、後ろの席をとってる友達のせいです。ありがたく食べるんですけどね。さて、チョコを口に頬張りながら私が今回書きたいと思っているのは、その「パーカー」についてです。パーカーともパーカとも書かれることのあるこの服ですが、いったいどんな由来があるんでしょうか?

 

パーカーはParkaというスペリングをしており、これはもともとイヌイットの言葉なのだそうです。イヌイットがアザラシなどの毛皮を用いて作っていた防寒服が起源であり、ファッションとして使われるようになったのは1980年代からなのだとか。ただし、その頃はスウェット生地じゃありませんでしたし、どっちかというとアウトドアでの使用がメインでした。1990年代になってからスウェット生地のパーカーが日本で流行るようになり、そこからパーカーのスタイルが定着していった、と言えます。

 

よくその生地からトレーナーあたりのスウェットシャツと一緒にされがちですが、その大きな違いは

 

・フードがあること
・お腹の部分にポケットがついていること

 

が挙げられます。
このうち重要視されるのは、フードがあることです。フードがないのであれば、それはスウェットシャツと言った方がいいかもしれません。ポケットについては、最近はノーポケットのパーカーも数多く発売されていますので、あまり重要視しなくていいのかも?

 

最近の流行は、パーカーとジャケットを合わせる事みたいですね。ジャケットはレザーのもの、もしくはテーラードが人気みたいです。この場合は、開閉式のパーカーであっても前を閉じることがほとんどです。パーカーをアウターとして使う場合は、大半が前を開けています。シャツのカラー、デザインも含めたコーディネートになっている場合が多いようです。開閉式でないパーカーをアウターで使う場合は、少なからずB系、ストリートスタイルの匂いを漂わせることになります。

 

実は私もパーカーを愛用しているんですが、私の場合はシャツを見せてパーカーをアウターに使う着方をしています。楽だというのもあるんですけど、ジャケットの中に着るような薄手のパーカーを元からあまり持っていない、というのもあります。でも、運動をやっているおかげかだらしない体型ではないので、こういうスタイルは結構似合うと好評です。スポーティーな見た目にも合うみたい。同じような雰囲気の人には、是非やってみてもらいたいスタイルです。

 

パーカーとキレカジ
…正直、この単語を最初から知ってた、という人はいますか? 俺は正直、こうして情報を集める過程で見かけるまでは知りませんでした。いやホント、見たこともありませんでした?キレカジ? キレてるの? 何それ? みたいな感じでいましたよ。

 

キレカジというのは、「キレイめカジュアル」の略なのだそうです。つまり、カジュアルな中にもキレイさを、キレイすぎないようにカジュアル要素を、といういいところ取りのファッションを指すのだとか。ヨーロピアンスタイル、と呼ばれることもあるそうです。基本的にはトップスがキレイを、ボトムスがカジュアルを演出するのを定番としているようですが、場合によってはそれが逆転していたり、インナーがキレイめだけどアウターがカジュアルだったり、といろんな派生があるみたいです。

 

そんなキレカジの定番アイテムは、

 

・テーラードジャケット
・シャツ(特に白)
・チノパン
・ストレートのジーンズ
・レザーシューズ
・ロングではないパンツ

 

となっているようです。
テーラードジャケット+ジーンズ+カジュアル系のシューズ、となるのがキレカジの従来の鉄板コーディネートになっていました。
現在はテーラードジャケットの使用率が減って、シャツ+ジーンズ+普通のシューズ、シャツ+パーカー+チノパン+レザーシューズのようなタイプが増えてきたようです。総じて、夏場でも維持できるようなスタイルに変化してきた、と言えるかも知れません。

 

キレカジは基本的に20代前半までの男性に向いているファッションのようですが、それ以上の方でも着こなし方によっては普通に実現できるファッションです。
寧ろ、そうした人たちの方がフォーマル部分、キレイ部分に「着られている」感触が薄くなり、カジュアルで遊んでいる印象を強く出せる分、ファッションとして効果があるかも。若い人が着るとキレイ部分による大人っぽさ、おじさまが着るとカジュアル部分による若返りを実現できるスタイルと言えそうです。

 

私もたまにこういう格好をします。ただし、私の場合はキレイ部分があんまり似合わないような気がしています。皆は結構似合ってくれるって言ってくれるんですけどね。私自身が、このファッションをしていて落ち着かないのかも。