こんにちは、グロップです!ファッションについていろいろと紹介していきたいなと考えているのですが、そんな中で今回書いていきたいのは、「アメカジスタイル」についてです。
皆さん、アメカジスタイルって言うと、どういうものを想像をするでしょうか? 大体は「チェックシャツ+チノパン」とか、「スタジアムジャンパー+ジーンズ+スニーカー」みたいな印象なんじゃないかと思います。私もそんな感じです。
そして実際、これはアメカジスタイルの王道として広く流布しているファッションみたいですね。
しかし、これがどういう経緯でファッションとして確立していったか、というのはご存知ですか?
「アメリカの大学生がよく着ている服の傾向から生まれた」とされる説もあるそうなのですが、もっと掘り下げると、そもそもは労働者のスタイルとして生まれたのだそうです。
元々デニム生地は、「汚れが目立たず運動性をそこまで損なうことなく丈夫な生地」として1850年代に開発されました。その開発元は、現在もジーンズブランドとして非常に有名な「リーバイス社」の創始者だと言われています。
そこから他のブランドでもジーンズが販売されるようになり、労働者用のスタイルとして確立していきました。
この頃はまだスニーカーの文化がなかったのですが、1970年代にスニーカートップブランドとも言えるNIKEがアメリカの大学生の中で非常に流行りました。スニーカーのコレクターが爆発的に増加したくらいです。
そこでアメカジスタイルに「スニーカー」が追加され、現在のアメカジスタイルがほぼ固まった、という感じですね。
日本でアメカジが社会現象になるほど流行ったのは1990年代です。そのファッション流行が反映され、ドラマの出演者もそうしたアメカジスタイルの服を着用するようになりました。代表的なところで言うと、チェックシャツを着ているキムタクのスタイルがまさにそれです。
チェックシャツもしくはTシャツにビンテージジーンズ、そして足元にはコンバースやニューバランス、ナイキなどのスニーカー。これが鉄板だと言えます。
私はこれを調べるまで適当に「アメリカで流行ってるファッション」なんだろうなー、なんて思っていたんですが、調べてみるとこれだけの経歴があったんですね。
欧米のフォーマルスタイルに対比する形でこのアメカジが流行った、ってところは、歴史の流れを感じます。私もたまにそういうファッションをするんですけど、経緯を知っているとなんとなく着心地も違ったものに感じられます。